ミニ四駆情報サイト制作奮戦記vol.79

小学3・4年生の理科の教科書

大好きなミニ四駆の活性化のために。 ミニ四駆情報サイト制作活動の続報です。


イントロダクション

僕は、これからミニ四駆を始める人・復帰する人向けに、ミニ四駆情報サイトを作っています。
目的は「ミニ四駆の活性化」、公開日は5月5日(こどもの日)です。

  • レーサーミニ四駆の看板
    ミニ四駆は、模型界では世界的に有名な田宮模型が、1982年の7月に製造・販売を始めた車の模型です。 過去2回、爆発的なブームとなったため、20代後半から30代後半の大人で、ミニ四駆を知らない人は、いないほどです。

    ミニ四駆漫画 ダッシュ四駆郎ミニ四駆漫画 爆走兄弟レッツ&ゴーミニ四駆漫画 めざせ!ミニ四駆レーサー日本一!!
  • ジャパンカップ2013東京大会の様子
    現在は、第3次ブームが到来。 子供から大人まで、幅広い層の人たちが遊んでいます。 男の子や男性はもちろん、女の子や女性、そしてシニアの方にも、親しまれています。

    ミニ四駆ジュニアカップの様子その1ミニ四駆ジュニアカップの様子その2
  • 再調整したミニ四駆
    ミニ四駆の組み立てに、接着剤は不要。 構造がシンプルなので、改造のバリエーションも豊富です。 自由に改造できる点や、自慢のミニ四駆を披露したり競争できたりする点が、最大の魅力です。

    ミニ四駆の改造記事の写真その3トライダガーXX(MSシャーシ)

学研への協力を中止

以前の記事「ミニ四駆情報サイト制作奮戦記vol.77」での、学研から依頼された商品企画の協力は、やめることにしました。


あれから2ヶ月ほど経った頃に、学研へ電話したところ、協力を依頼した編集者の方から、次の旨を言われました。

夏休みの自由研究企画は、見送ることになった。 付録の検証後、
「ミニ四駆のセット内容は、発売時期の6ヶ月より前に、タミヤの了承が必要(6ヶ月ルール)」
ということが分かり、間に合わなくなったからである。

そこで、別の商品企画に変更して、コース以外でミニ四駆を楽しむ方法を考えている。 そちらからも、何かアイデアを出して欲しい。

耳を疑いました。 次の2つの事実が、浮き彫りになったからです。

  • 学研(編集者の方)は、きちんと計画を立てていない。
  • タミヤは学研に、事前に6ヶ月ルールを話さなかった。

企画の期限は決まっていて、タミヤの協力も必須です。 ですので、学研はそれを考えた上で、いつまでに何をすべきか、明確にする必要があります。 でも、それをしなかった(きちんと計画を立てなかった)ので、6ヶ月ルールを後から知ることになり、「もう間に合わない」となったわけです。

また、タミヤと学研は、僕に協力を依頼する前に打ち合わせをしています。 企画の期限が夏休み前ということを、タミヤは分かっていたはず。 それなのに、タミヤは学研に、事前に6ヶ月ルールを話さなかったのです。

骸骨の飾り

どうして、こうなってしまったのでしょう? それは、学研側(編集者の方)のことを、タミヤが快く思っていないからです。 だから、事前に6ヶ月ルールを話さなかったわけです、

学研は、タミヤ監修のミニ四駆書籍を、何冊も出しています。 タミヤの協力が得られたのは、編集に関わった方々が、熱意を持っていたからです。 それは「タミヤ公式ガイドブック ミニ四駆超速ガイド2013」の編集後記を見れば、あきらかです。

学研が出版したミニ四駆書籍

夏休み企画が延期になったのは、仕方がありません。 ミスは、誰にでもあるからです。 でも、それをこちらに連絡しないとなると、話は別です。 大事なことなのに、なぜそれを伝えなかったのか(僕から電話するまで黙っていたのか)。 そこに、学研側の姿勢が、透けて見えます。

  • オブザーバーとして協力を依頼しておきながら、実はキーパーソンの役割を求めてきた。
  • ミスで延期になったのに、連絡もしない、謝罪もしない、さらに別の案まで求めてきた。

堪忍袋の尾が切れて、編集者の方に訴えました。

ミニ四駆書籍の出版でタミヤの協力が得られたのは、編集者に熱意があったからである。
夏休みの自由研究企画が進まないのは、熱意の面で負けているからだ。

子供たちの学習意欲を刺激し、科学への興味を高め、教育に貢献することが、学研の事業目的ではないのか? それを前面に出して、熱意を持って企画すれば、タミヤは応えてくれるはずである。

緊急の打ち合わせを提案して、企画実現に必要な資料を作り始めました。 ところが、後から「日程を延期して欲しい」と連絡が来たので、「急いで資料を作っている。 事態は一刻を争う」と伝えたところ、無情なメールが届きます。

※プライバシー等の保護のため、画像は一部加工
学研からのメール

僕の訴えを「冷静でもなく理論的でもない」と非難するのは、姿勢を正す気はないことを意味します。 また、負担が大きいキーパーソンの役割を何度も求めて「負担に感じないで」と言うのは、刃物を突きつけて「怖がらないで」と言うのと、本質的に変わりません。

夏休み企画の根幹に関わる案(ミニ四駆のセット・実験のテーマ)をひねり出すには、小学生の学習内容に沿って実験テーマを設定し、十数種類のシャーシと数百種類のパーツの中から、ミニ四駆セットを選び出す必要があります。 正解を出すには、ミニ四駆の知識に加えて、一定の思考力(企画力とバランス感覚)が必要です。

小学3・4年生の理科の教科書

企画へ協力するために準備した、小学3・4年生の理科の教科書。

協力を依頼され、僕は案を出しました。 事前に対価をもらって当然でしたが、
「目の前で困っている編集者の方を助けたい。 ミニ四駆の活性化に貢献したい」
との想いから立案したのです。 でも、それを踏みにじられた気がしました。


後日、学研との打ち合わせで、
「メールでここまで言われては、これ以上、協力することはできない」
と伝えました。

編集者の方から、話だけでも聞いて欲しいとお願いされ、応じるとさらに協力を求められたので、
「出血大サービスですよ!」
と断ってから、新しい商品企画について、ミニ四駆セットの案を提示しました。 また、テスト走行の方法、付属品、企画の方針について、アドバイスしました。

打ち合わせの最後に、
「商品化が決まったら、謝礼を出します。 商品も送ります」
と言われたので、クレジットの約束も忘れないで欲しいことを伝えて、学研ビルを後にしました。

学研ビルの玄関

編集者の方と二人三脚で、企画を具体的な形にする道もありました。 でも、お互いを尊重しあう対等な関係でなければ、一緒に仕事はできません。 こちらが誠意を持って対応しても、相手がそうでないなら、願い下げです。 無理をして仕事を続ければ、個人で起業した意味がないからです。


組織に入った人間は、肩書きを無くした後に、「自分は何者か」を問うことになります。

大企業の社長を務めた方が、退職後に届いた年賀状が激減したために、自ら命を絶ってしまったそうです。 おそらく、社長時代は膨大な枚数だったのでしょう。 でもそれは、自分ではなく、大企業の社長という肩書きに届けられたものでした。 それに気付いた時、風船のように膨れ上がった自尊心が、シャボン玉のように割れてしまい、ショックに耐えることが、できなかったのです。

脱サラして、僕は個人の立場の弱さを、何度も痛感しました。 でも、おかげで「自分は何者か」を認識することができました。

冬の樹木と青空

今は、胸を張って言えます。
ミニ四駆のインストラクターであり、「ミニ四駆制作改造情報局」の管理人であると。


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