【本】利他のすすめ

大山泰弘さんの著書「利他のすすめ」

知的障害者を積極的に雇用したチョーク工場の経営者、大山泰弘さんの著書です。


イントロダクション

利他は、他人の利益になる行動です。 そのためには、自分を犠牲にすることも、ためらわない。 そんな意味が、含まれています。 アンパンマンが、自分の顔(あんぱん)を差し出すのが、分かりやすいですね。

そんな利他が、なぜおすすめか。 経営者視点からの理由を学んでみたくて、本を手に取りました。

大山泰弘さんの著書「利他のすすめ」

利他のすすめ
著者 :大山泰弘
出版社:WAVE出版

本書の内容

著者の大山さんは、チョーク工場の経営者です。 本当は教師になりたかったのですが、父親が体調を崩し、兄が継ぐのを断ったので、断念して経営者になりました。

同級生たちは、はなやかな世界に飛び出していくのに、自分は、小さな工場でチョーク作りに精を出す毎日。 大山さんにとっては「逆境」だったそうです。 しかし、ひょんなことから2人の知的障害者を雇用したのがきっかけで、大山さんの人生観は変わり始めます。

知的障害者は、理解する力が低いです。 指示が伝わらない場合、健常者が工夫しなければなりません。 その工夫の積み重ねが、健常者を含めた業務の効率化につながります。

また、反応も正直です。 相手を想って話さなければ、無視されてしまいます。 その代わり、心を込めた言葉が伝われば、素直に反応します。 「ありがとう。助かったよ」と声をかけると、輝かんばかりの笑顔が返ってきます。 心のこもったコミュニケーションの必要性が、工場(会社)全体を明るい雰囲気にするのです。

大山さんは、「これは、健常者同士のやりとりでも、大切なことなのではないか」と主張されます。 健常者同士の場合、衝突を避けるため、大人の対応をしがちです。 でも、納得できなければ、心はそっぽを向きます。 表面上は良くても、内面から見れば、ちっとも良くありません。

こうした変化を目の当たりにした大山さんは、「知的障害者を主戦力にする会社にしよう!」と思い立ちます。 その先には、困難がいくつも待ちかまえていました。 でも、大山さんは、すべて乗り越えます。 知的障害者を雇用し、きちんと仕事ができるよう、声をかけ続け、成長を待つ。 そうした経験が、何物にも代えがたい「幸せ」を運んでくるからです。

本書の感想

利他の大切さは、多くの人が、賛同すると思います。 でも、「言葉で話す」「経験談を語る」となると、ハードルが高いのでは、ないでしょうか?

利他が幸せを運んでくる。

この真実を、本書で知ることができるでしょう。

大山泰弘さんの著書「利他のすすめ」

利他のすすめ
著者 :大山泰弘
出版社:WAVE出版


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