【本】持たない幸福論

持たない幸福論(幻冬舎)

日本一有名なニート、pha(ファ)さんの著書です。


イントロダクション

僕は、仕事が大好きです。
今は独身ですが、家族は作りたいと思っています。
お金は、生活に必要な分プラスアルファが欲しいです。

表紙の3行
「働きたくない」
「家族を作らない」
「お金に縛られない」
が、とてもとても気になったので、本書を手に取りました。

持たない幸福論(幻冬舎)

持たない幸福論
著者 :pha(ファ)
出版社:幻冬舎

本書の内容

著者のphaさんは、京都大学を卒業後、20代後半で会社を辞めて、ニート生活を始めた方です。本書は、phaさんの日常生活の簡単な紹介と、その中で気づいた多くのことが、ゆるい文章で語られます。

まえがきから、かなり力が入った内容です。
「この社会では、なんでこんなにみんなしんどそうなんだろうか?」
という疑問に始まり、それについてのphaさんの分析と、そこから抜け出す指針の2つが、述べられます。

本編では、
 得たもの(物、知識、人、お金、成果)が自分を縛ること、
 お金よりも孤立しないことが大事なこと(そのために複数の居場所を作る)、
 豊かさには種類があること、
 お金以外の価値基準を持つこと、
 時間に追われないこと(時間に追われる原因と対策)、
など、今の日本で幸福を実感するために必要なことが、多岐にわたって解説されます。

読み進めるうちに、「生きづらさ」「しんどさ」の正体と、それを感じる人生から抜け出すポイントが、見えてくるでしょう。

本書の感想

心に残ったのは、次の1文です。

それぞれの人が自分の頭で、
 自分にはどういう生活が向いているか、
 どういう土地でどういう人たちと暮らしたいか、
 どういうものを食べてどういうものを消費して生活するのがいいか、
 どういう社会に生きていきたいか、
などをじっくりゆっくり考えて、少しずつ実践してそれぞれの人生を生きていけばいい。

「世の中の空気は、個人の意識の集合体だから、1人1人がこれを実行して、発表して、議論と交流を通じて、少しずつ世界が良くなっていくと思う」と、phaさんは主張します。

ゆるい文章で、本質を突く。このギャップから、著者の訴えが心に鋭く入るのを、何度も感じましたし、考えさせられました。

持たない幸福論(幻冬舎)

持たない幸福論
著者 :pha(ファ)
出版社:幻冬舎


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